ハニーハニー

日記や思い出、好きなこと

Wonderful Christmas Time

 

今年はいつにも増してだらしなく無益な年末を過ごしている。

だいいち、クリスマスに1人で「シンドラーのリスト」を観るという行動をとったあたり、私はあんまりクリスマスを誰かと共に楽しもうという気が無いのだなと客観的に思う。

 

今年、24日のイブに父さんがケーキを買ってきたのには驚いた。

けれど、そのケーキを家族みんなで食べる前に父さんが癇癪を起こし、夕食がお通夜みたいな空気になったのには、あんまり驚かなかった。

いつもそうだ。幸せの一歩手前で必ず誰かが何かを壊してしまう。

 

私は幸せになりたいと思う。

だけどその幸せのイメージに家族の姿はない。

家族と幸せは上手く結びつかない。

それでも、私だって少しも期待していないわけではないのだと思う。

 

私達はいつも惜しいところまで来ているのに。あと少しなのに。

いっそとんでもなく不幸な家族ならば良かった。救いようもないほど壊れてしまえたら良かった。

いつも手が届きそうだから、私達は少しだけ期待してしまう。

きっと上手くいく、明日はみんな幸せだ、と。